グスクの意味

「グスク」とは、沖縄で「城郭」をさす言葉である。
現在、沖縄学研究界の中で「グスク」は、「城郭説」と「聖域説」があり
両グループから多くの報告や論文が出されている。
(この両説とは別に「グスク」は集落であったとする説もある。)

琉球文化が作り出した「グスク」の代表として首里城がある。
首里城は間違いなく王城であり、多重に防御された城郭である。

全島に散在する石垣を多用するグスクは、首里城の防禦技術と同様の技術が
反映されているものが多い。
普遍的な防禦構築物占地方法から観察しても、地形利用の技術は戦術的処理に合致している。

またグスクの発掘で、武器・武具の類が多く出土している点からも、
有名グスクの多くを城郭であると考える。

ただしそれは、本土や大陸の城郭とは違い、琉球文化・文明をベースとした琉球的城郭である。

©Hisao Fujii